シロアリについて
「シロアリ」という言葉はよく耳にするけど、どういう生物なのかを詳しく知っているひとはそう多くないと思います。家に多大な被害をもたらす「シロアリ」について、シロアリ駆除専門業者の目線からみた知識と情報をまとめております。
シロアリの生態から駆除の仕方まで、幅広い情報を掲載しておりますので、参考にしてみてください。
シロアリの羽アリは、それぞれ種類ごとに決まった時期に、子孫繁栄のため一斉に飛び出してきます。
シロアリの羽アリ | ||
ヤマトシロアリの羽アリ | イエシロアリの羽アリ | |
写真 | ||
体色 | 黒褐色 | 黄褐色 (頭部は暗褐色) |
羽色 | 淡い黒色系・半透明の翅 | 乳白色・淡黄色・半透明の翅 |
群飛時期 | 4月~5月頃(九州では早ければ3月にも発生) | 6月~7月頃 |
時間帯 | 午前中から日中 | 日が暮れだした夕方から夜 |
条件 | 天気がよく風があまり吹いていない日 | 雨上がりの温かく湿った空気が漂う時梅雨の合間に、気温が上がって湿度が急激にあがる時、 少々雨が降っていても、条件が整えば飛ぶ。 |
羽アリの群飛が家の中で発生した場合は、少なくとも3年以上はシロアリ被害にあっている可能性があります。
羽アリが発生した場合は、専門の業者へ調査の依頼をして、シロアリの羽アリだった場合は駆除をしましょう。
シロアリの皮膚は非常に薄く、乾燥しやすいため、光や風が大の苦手なため、エサ場までは土や排泄物でつくったトンネル状のものをつくって移動します。
基礎コンクリートや土台、束石などの表面に、土や排泄物でつくった蟻道や蟻土があるとシロアリ被害の可能性が高いでしょう。
シロアリは木材の柔らかい部分を好んで食害し、硬い部分は残して進んでいきます。
そのため被害材の表面は、紙のようにペラペラしてきたり、小さな穴が無数に空くなど食害の痕がみられるケースや、被害材の内部が空洞となるため、叩いてみると空洞音がしたり、ドライバーなどでさしてみると、簡単にへこんだり穴があく場合があります。
シロアリによって床組が食害されている場合には、強度が低下することにより床が下がってきていたりギシギシと音がなったり、フワフワすることがあります。
その他にも、障子や襖などのたてつけが悪くなってきていたりするケースもシロアリ被害がおきている危険性があります。
ただし、雨漏りや水漏れなどシロアリ以外が原因の場合もあるため、専門家による調査が必要ですが、こうした場合でも湿気を好むシロアリの住みやすい空間になっているケースもありますので、注意が必要です。
近年被害が増加しつつある〝乾材シロアリ〟の被害が発生している可能性があります。
乾材シロアリは、ヤマトシロアリやイエシロアリのように土壌性のシロアリではないので、被害部には土はなく、湿気がなくても木の中だけで生きられるため、床下から天井裏までのすべての木材、家具、木製品が被害を受ける可能性があります。
ごく初期には糞が発見されることはなく、侵入した箇所には柔らかで新鮮な木粉(木屑)の小さなまとまりが見られることがあります。
この場合は出来るだけ現場の状態をそのままにした上で専門家へご相談ください。
シロアリは「日が当たらない場所」「風通しが悪い場所」「湿気の多い場所」「比較的暖かい場所」を好みます。
またエサとなる木材があり、ジメジメとした湿気の多い場所で、上記のようなシロアリにとって心地よい環境がある場所は最も被害の多い場所です。
特に台所やトイレ、浴室などの水廻り部分の床下や、家の北側などに被害が集中するケースが多くあります。
①床下が低く風の通りが悪い
②水廻り(台所・トイレ・洗面所など)に通気口がない
③地下水位が高い(シロアリは湿気が多いところを好む)
④庭に池があったり、植木や盆栽がたくさんある
⑤木製のの塀や小屋がある
⑥庭に切り株がある
⑦建物の周辺に家具や廃材・新聞紙やダンボールがある
⑧ゴミや落ち葉が散乱している
⑨森や林が近くにある
⑩森や林などの造成宅地に家が建っている
⑪断熱材を地面近くまで取り付けてある
⑫築年数がかなり経過している
⑬増改築回数が多い(風通しが悪くなっているケースが多い)
以上のような家がシロアリ被害にあいやすいといえます。
ただしシロアリ被害はこうした住宅や木造住宅だけの問題ではありません。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造住宅などアパートやマンションでもシロアリ被害の可能性はありますのでご注意ください。
屋外
家の周囲に長年放置している廃材や古材がある
以前行ったシロアリ工事から5年以上経過している
テラスや塀のデッキの下の方に不自然な土がついている
クモの巣に羽アリの羽がついていた
家の基礎や土台、コンクリートのひび割れに蟻道がある
最近近所で羽アリを見かけたり、シロアリ工事を行っていた
家の庭に切り株がある
屋内
家の中で羽アリをみかけた、または大量に飛び出してきた
床を歩くとギシギシと音を立てたり、フワフワする場所がある
畳のヘリの部分に土らしきものがついている
壁や柱をたたくと空洞音がする
雨漏りや水漏れしている場所がある
以前に増改築を行ったことがある
シロアリ予防とは、未然にシロアリの被害を抑制することで、シロアリの侵入を防止する方策のことです。
シロアリの予防消毒を必要とするかは、最終的にお客様のご判断となってしまいますが、
予防施工と駆除施工では、予防施工の方が安価で済むというメリットがあるため、
シロアリの被害にあわれた方の大半は「予防しておけばよかった」と後悔されます。
シロアリの侵入が確認され、被害が発生している場合は、
☑予防処理を行うより多くの薬剤が必要となり費用が高額になる
☑シロアリに被害をうけた部分を修復すると、修復費用まで発生する
☑シロアリによって土台や柱などの重要な構造材が被害にあうと家の強度に大きなダメージを受けてしまう
など住宅にとって大きなダメージを受けるばかりでなく、費用も多くかかってしまうことになります。
被害が発生した場合に、駆除は必ず行うべきですが、予防ですむ時に侵入を食い止めるべきでしょう。
シロアリの被害は木材だけではありません。
雑食性の昆虫ですので、家の木材以外にも樹木や農作物、ダンボール、繊維類、ケーブル、コンクリートなども加害してしまします。
基本的には土壌に近い床下から建物に侵入してくるのですが、被害は床下だけではなく、壁の中や木製家具などの普段目につかないような場所で加害をひろげます。
また床下がコンクリートの戸建て住宅や鉄筋コンクリート、鉄骨造のアパートやマンションでも木材を使用している箇所は多くありますし、被害が発生する可能性はあります。
シロアリは目が退化しているため、エサ場までたどり着く間に硬いものに接触すると必然的にそれに沿うように蟻道をのばし、目の前にあるものを本能的に齧りながらすすんでいきます。
紙、衣類、皮革製品、本、断熱材、プラスチックなどでも被害は発生するため、単に木造住宅だけの問題ではありません。
シロアリによって土台や梁・壁の中・畳などを加害された一例です。
こうならないための定期的な点検や予防が大切です。
地震大国である日本は「阪神淡路大震災」や「東日本大震災」などをはじめ各地で大きな地震が発生しています。
「阪神淡路大震災」では、約249,000棟の家屋が全壊または半壊しており、死者は6,434名。
その80%相当の約5,000人は家屋が倒壊し、下敷きになって圧死されました。
震災後の被災地では、国土交通省や京都大学等の研究機関により調査が行われ、調査の結果によると、倒壊した家屋の方が倒壊しなかった家屋よりも、シロアリの被害によって強度が低下していたことが確認されています。
シロアリ被害にあっている住宅や腐朽がある住宅は、地震によって95%の確率で家が全壊・半壊してしまう可能性があるというとになってしまいます。
シロアリ最大の天敵は、同じ「アリ」という名前を持つ黒蟻です。
黒蟻は、一見シロアリの仲間のように思われますが、黒蟻は蜂の仲間でシロアリはゴキブリの仲間で全く別の生き物です。
黒蟻以外にも、蜘蛛、カエル、ツバメ、ツチブタ、センザンコウなどがシロアリの天敵とされています。
こうしたシロアリの天敵がいるのにも関わらず、シロアリの数が減らないのは、シロアリと黒蟻の生態系に理由があるようです。
シロアリは天敵から身を守るため、常に土中や木材の中で生活をしていますが、兵蟻(兵隊アリ)が巣の外で天敵と戦う一方で、女王アリは土中で卵を産み続けることができるため、シロアリはこのように数を減らさないよう生き延びることができるのです。
地球上には約2,500種のシロアリの生息が確認されています。
日本においては22種前後が生息しています。
そのほとんどが森林地帯に生息しており、シロアリ駆除を行っている種類とは全く別の種類です。
それらのシロアリは枯れた植物などを食べ、物質循環を果たしています。
シロアリは木を主食とする昆虫ですが、木の表面には出てこないため普段目にすることはありません。
しかし、実は地球上で最も数の多い昆虫と言われ、自然界ではシロアリがいなければ生態系が成り立たないほど重要な役目を担っています。
シロアリは木の幹に豊富に含まれる「セルロース」を栄養とする数少ない生物で、倒木などを土に還すため”森の分解者”と呼ばれています。
自然界では必要とされるシロアリが、わたし達の住む大切な住まいにとっては恐ろしい天敵となってしまうのです。
日本本土には、ヤマトシロアリと、イエシロアリが大部分を占めます。この2種はいずれもミゾガシラシロアリ科に分類されます。
ヤマトシロアリは枯れ木の中に巣穴を作って生活しています。巣穴は網目状になった孔の連続からなり、シロアリはその周辺の木を食べながら巣を広げます。
被害箇所が巣を兼ねており、場合によっては表面に木くずを積み重ねたトンネルを造ってその中を移動します。でも広い面積を食い荒らす事は少ない様です。
ヤマトシロアリは寒さに強く、北海道北部を除く全国に分布しています。 職蟻は体長3.5~5mm、兵蟻は体長3.5~6mm。濡れた材を好み、被害件数はイエシロアリを圧倒しています。 加害部に数千~数万頭の巣を作ります。
イエシロアリは地下に穴を掘り、木くずや土でかためられた大きな巣を作ります。そしてこの中に女王がいます。この巣を中心にしてトンネルを掘り、あちこちを食うので木造家屋などでは大きな被害が出ます。イエシロアリはIUCN(国際自然保護連合)により、世界の侵略的外来種ワースト100に指定されています。
また近年、外来材木から渡来したアメリカカンザイシロアリによる被害が大きな問題になっております。
イエシロアリは世界で最も加害力が強い種です。 寒さに弱く、関東以西以南に生息しますが、温暖化や住宅の高断熱化で”前線”が北上しています。 乾いた材でも濡らしながら食害していきます。職蟻は体長3.3~5.2mm、兵蟻は体長3.8~6.5mm。 加工した塊状の巣を形成し、そこから広範囲に渡って活発に餌を求めます。 活性の高いイエシロアリの巣では個体数が数百万頭にも達すると言われています。
ヤマトシロアリとイエシロアリは兵蟻(へいぎ・兵隊アリ)で容易に見わけられます。 ヤマトシロアリは頭が長細い2頭身(全長の半分が頭)で、指を出すと逃げてしまいます。 イエシロアリは頭が卵型の3頭身で、指を出すと噛み付き乳白色の分泌物を出します。
発生箇所に殺虫剤などをスプレーしてしまうと、危険を察知した羽アリやシロアリが進行方向をかえ、かえって被害範囲を広げる恐れがあります。
調査や駆除が困難になってしまうので、出来るだけ放置し、必要であれば発生箇所をテープで塞ぐなどの応急処置をしておきましょう。
まずは慌てずに、出てきた羽アリを掃除機などで吸い取るなどして対処し、出来るだけ早く専門の業者へ調査の依頼をしましょう。
① | 慌てず、まずは落ち着く | |
シロアリの羽アリは10~30分と短い時間で数百匹以上の大量の羽アリとなって発生します。 大量の羽アリが飛び出してくると非常に驚かれるでしょう。まずは落ち着き、掃除機などで吸い取りましょう。 |
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② | 発生場所の確認 | |
柱やコンクリートなどの隙間や浴室タイルの割れ目など注意。 発生場所からシロアリか黒蟻かを判別するのは困難です。 |
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③ | 発生時期の確認 | |
シロアリの羽アリと、黒蟻の羽アリは発生時期が異なります。 黒蟻の羽アリは基本的に6~11月頃発生します。 |
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④ | 羽アリを観察 | |
体色や触覚、胴のくびれや羽の大きさなど、それぞれの特徴をよく確認します。 |
シロアリの羽アリ | 黒蟻の羽アリ | ||
ヤマトシロアリ | イエシロアリ | ||
写真 | |||
群飛時期 | 4~5月頃 | 6~7月頃 | 5~11月頃 |
時間帯 | 午前中から日中にかけて | 夕方から夜にかけて | 夜 |
翅 | 前後の羽がほとんど同じ大きさ | 前の羽が後ろより大きい | |
触覚 | 数珠状 | くの字状 | |
胴 | くびれがなく寸胴 | くびれて細い |
以上の表のようなことを確認し、判別した結果「シロアリの羽アリ」だった場合は、建物にシロアリ被害が発生している可能性が極めて高いため、必ず専門の業者へ調査の依頼をし、状況を見てもらうようにし、シロアリ被害がある場合は駆除を行いましょう。
黒蟻の羽アリだった場合は、とりあえず心配することはありません。
ただし黒蟻は、シロアリを好んでエサとするため、床下にはシロアリが潜んでいる可能性もありますので、一度専門の業者へ見てもらうことをオススメします。
どんなに安全な薬剤を使用しても、使用方法や使用量を守らなければ安全とは言いきれません。
当社では、シロアリ駆除・シロアリ予防を行う際、シロアリ防除施工の確実性と安全性を確保し、防除の万全を期することを目的とした「しろあり防除施工士」の資格保有者である経験豊富な専門スタッフが高い技術で施工いたします。
また現在当社で取り扱っているシロアリ駆除・予防の薬剤は、 有効成分が非常に微小なマイクロカプセルで包まれており昆虫の口腔内だけで潰れ、鳥類や哺乳類などの温血動物では壊れないような仕組みになっています。
化学物質過敏症の方やアレルギーをお持ちの方、その他薬剤の使用に関して不安な方、疑問をお持ちの方は、従来の「バリア工法」以外の散布を行わない防除方法もございますので、詳しくは担当スタッフまでお尋ねください。
アレルギーや化学物質過敏症をお持ちの方や、シックハウス症候群などの問題を抱えている居住宅にお住いの方にオススメしている「ベイト工法」。
ベイト工法は従来のバリア工法と比べると、薬剤の使用量はごく微かな量で済み、約1500分の1~2000分の1の量でシロアリ防除を行うことが出来ます。
ベイト工法は巣の根絶を目的としているため、最終的にシロアリの女王を含む全てのシロアリに薬剤を行き渡らせるよう、敢えて遅効性の薬剤を使用し、巣を根絶するまでに約1~3ヶ月程の期間が必要となりますが、薬剤の使用に対して不安をお持ちの方にオススメの工法です。
シロアリの脱皮を阻害する作用のある薬剤を使用しているため、脱皮をする生物にだけ優れた効果を示します。
そのため人や哺乳動物、鳥類などのペット、環境にも全く影響はないものとなっており、とても安全にシロアリ防除を行うことが出来ます。
シロアリ駆除もシロアリ予防もシロアリから家を守るために行うものですが、当社のシロアリ防除は「バリア工法」と「ベイト工法」の2つの方法で行います。
防除方法の選択は、家の構造、実際の被害の状況、お客様のライフスタイル、お客様の希望等により大きく変わるため、当社では専門的な知識と豊富な経験を活かし、それぞれのご家庭にあった最善の工法を選択させていただき、お客様にご提案いたしております。
従来からある工法で、シロアリが建物内に侵入してこないようあらかじめ薬剤を散布し、バリアをつくる工法のことです。
バリア工法は、木部処理と土壌処理があり、あらかじめドリルで木材や被害箇所に穴をあけてそこから薬剤を注入したり散布したりします。
開けた穴は処理剤注入後に木栓やコーキング剤を穴に埋めて、目立たなく補修いたしますのでご安心ください。
バリア工法は、駆除に即効性があり、ベイト工法に比べ費用が安くなっていますが、ニオイに敏感な方や、アレルギーをお持ちの方の健康状態の考慮が必要となります。
ベイト剤(毒エサ)を専用の容器に入れて地中に埋めるだけ、または地上の被害箇所に設置するだけで、一切家を傷つけることなく、また人間やペット等が薬剤に触れることなく駆除や予防が行えるという工法です。
エサを巣に持ち帰るというシロアリの習性を利用して、仕掛けた毒エサを、巣に持ち帰らせることにより薬剤を蔓延させ、巣ごと根こそぎ壊滅させることが可能となっているため、施工の時間もかからず大掛かりな工事の必要がありません。
ベイト剤は、昆虫など脱皮する生物のみに作用するため、人間はもちろん、哺乳動物や鳥類などのペットにも安心で、周辺環境にも悪影響を及ぼさないなど、高い安全性が確認されている薬剤を使用しています。
ただしバリア工法に比べると費用がかかり、巣の根絶を目的としているため、駆除に時間が掛かります。
シロアリ駆除、シロアリ予防当日の流れについてご説明いたします。
ご契約時に決定した日時にご訪問いたします。
施工スタッフにより、当日の工事内容と段取りのご説明をさせていただきます。
キッチンや洗面所にある床下収納庫より、床下の進入をします。
床下収納庫がない建物の場合は、和室の畳を1枚上げて床板やコンクリートパネル等を一部取り外し、そこからの進入口を確保します。
工事にあたり、室内が汚れないよう進入口付近を養生します。
こちらでも細心の注意をはらいますが、工具や機材を搬入し、誤飲やケガ等の恐れがあるため小さいお子様やペットが近付くことがないよう注意してください。
床下のシロアリ防除施工を行います。
シロアリ食害による被害箇所周辺の木部に、直径6~9mmの穴を木部用ドリルで開け、専用の工具でシロアリ薬剤を注入します。
シロアリの被害がある箇所すべてに処理を行います。
また、被害がない場合でもシロアリが侵入しやすい浴室、水廻り等の床下にも穿孔注入することがあります。
薬剤の浸透効果を高めるため、木栓で穴をふさぎます。
シロアリ被害のない木部には、シロアリやカビ、腐朽から守るため防腐・防蟻剤を散布します。
特に構造部材(土台・柱・根がらみ等)へ効果的に薬剤を吹き付けます。
土壌の表面やコンクリートの表面、基礎立ち上げ部や束石まわりは、土壌処理用のシロアリ防除薬剤を散布します。
シロアリは土壌部分から木部へと侵入するため最も大事な工程のひとつです。
室内のシロアリ防除施工を行います。
室内のシロアリ食害による被害箇所に木部用ドリルで穴を開け薬剤を注入します。
イエシロアリなどの被害で、天井裏まで食害範囲が広がっている場合は、天井裏なども処理をする場合があります。
極力目立たない箇所を選び穴を開けますが、穿孔した穴は美観上および薬剤の浸透効果を高めるため、木栓でふさぎます。
床下から処理できない浴室や玄関は、特に被害が多い場所であることが多いため、タイルの継ぎ目等に専用のドリルで穴を開け薬剤を注入します。
こちらも注入後は、美観上および薬剤の浸透効果を高めるためモルタル等で穴をふさぎ、修繕します。
シロアリが侵入する恐れがある場所は、建物の外周も薬剤処理をします。
使用した工具や機材の片付け、工事の際に移動した机や家具、畳等を元通りにし、点検口を元の状態へ戻します。
養生を撤去した後清掃を行います。
被害の状況報告や、工事後の報告をします。
被害箇所など作業終了後、見える範囲で直接お客様に確認していただきます。
また工事後の注意事項がある場合はお伝えし、作業が終了です。
作業中や作業後、ご質問や気になる点などございましたらお気軽にスタッフへお尋ねください。
当社ではシロアリ防除が終了したお日にちから5年間を、ひとつのサービスと考えております。
施工が終わって終了ではなく、施工後の保証とアフターサービスに力を入れており「5年間の保証」をお付けしております。
しっかりと管理して経過を見させていただくため1年に1度定期的に点検を行います。
アフター点検は、シロアリ被害が再発していないか、その他のトラブル(水漏れ、腐朽、カビ等)がないかを点検するもので、必ず実施しますが、もしお客様のご都合等で点検を行わない場合は、損害保険の対象外となる可能性があるので、万が一のことに備えて点検を行うようにしてください。
株式会社プログラントの5年保証 | |
無料で再施工 | 保証期間中(施工日から5年間以内)にシロアリが発生した場合は無料で駆除施工を行います 。 |
アフターサービス | 1年に1回、シロアリ生息の確認、水漏れチェックや基礎部分の安全確認、床下の清掃など定期点検を無料で実施します。 |
施工前後の写真 | 見えない床下の工事現場の施工前後の写真を施工後、郵送します。 (またはご集金時にお持ちします) |
調査、お見積りは無料です。
シロアリ予防・駆除施工 | ㎡あたりの価格 | 20坪敷地の参考価格 |
シロアリ予防消毒 | 通常価格 1m² 2,000円 ネット依頼価格 1m² 2,000円⇒1,200円 |
5年保証付き ※1階面積20坪の住宅の場合 ネット依頼価格 ¥132,000⇒¥79,200 |
ヤマトシロアリ駆除工事 | 通常価格 1m² 2,500円 ネット依頼価格 1m² 2,500円⇒2,000円 |
5年保証付き ※1階面積20坪の住宅の場合 ネット依頼価格 ¥165,000⇒¥132,000 |
イエシロアリ駆除工事 | 通常価格 1m² 3,000円 ネット依頼価格 1m² 3,000円⇒2,500円 |
5年保証付き ※1階面積20坪の住宅の場合 ネット依頼価格 ¥198,000⇒¥165,000 |
再消毒 | 5年保証付き 1m² 1,200円 |
※税抜き表示
床下調査の内容は、まずお客様に状況やご相談などをお伺いした上で、実際に床下にもぐって目視、打診、触診、計測器による調査を行います。
蟻道・蟻土の確認、シロアリが生息しているのかをチェックします。
床下の木材や土台等にカビや腐朽がないかをチェックします。
湿度計、触診によるチェックを行います。
床下の湿度が高すぎる場合は、室内に影響が出ることもあります。
しっかりと空気の流れがあり、通風されているかチェックします。
床下の通風が出来ていない、または風通しが悪い場合は、湿気がこもりやすくなります。
老朽化による腐食や、継ぎ目の緩みによる排水管からの水漏れ等がないかをチェックします。
鉄筋の腐食等による基礎の割れやヒビ等がないかをチェックします。
新築時やリフォーム時に廃材やゴミなどがそのままにしてあることがあります。
シロアリやその他の害虫のエサとなる場合があるので、掃除して持ち帰ります。
ムカデ、ゴキブリ、ネズミなど床下ではさまざまな生物が生息していることがあります。
弊社では会社創設以来より今日に至るまで、徹底的な企業努力により経費の削減や社内の無駄を無くす努力を日々続けています。
広告(テレビCM・チラシ)は一切してませんので、すべてを含めお客様に喜んでいただけるよう価格に反映・還元することが出来ました。
少し前までは「安かろう悪かろう」でしたが、昨今では安くても高品質の人気を獲得する商品も色々なジャンルや業界も増えています。
また弊社では営業マンはいませんので無理な営業やマージン目当ての無理な営業も行ってはいません。
弊社では経験豊富なスタッフ(シロアリ防除士資格保持者・蟻害腐朽診断士)が在籍しています。
家の構造・シロアリの知識・豊富な経験など家のこと・シロアリに熟知したスタッフがお伺いすることはお客様の安心に繋がります。
シロアリ調査から施工・アフター管理(定期点検)まで一貫で行います。下請けの業者はいませんのでご安心してください。
株式会社プログラントは他社との相見積もりは大歓迎です!!
数社からの説明・詳細を聞いて十分検討のうえで納得され契約していただきたいと思います。
施工内容・工事の金額・シロアリについて・保証内容・薬剤について
他社との金額も違えば使用する薬剤等、お客様にとっては分からない事も多いと思います。
担当の専門スタッフがお客様の立場に立ってご説明させていただきますので、ご不明の点などございましたら申し出ください。
弊社では①シロアリ防除士が一貫して責任施工。
(自社施工だから安心)
②シロアリ認定薬剤の使用
(日本しろあり対策協会認定薬剤・環境や人・ペットの優しい薬剤)
③アフターサービスの徹底
(1年に1度の定期点検)
④シロアリ再発時無料再消毒及び損害補償
⑤施工前後における施工写真
⑥シロアリ調査においてカメラで詳細確認。
シロアリは雑食性の昆虫で木材ばかりではなく、家の主要構造柱やプラスティック類・紙類・繊維類・皮革類・動物の死骸・ゴム類・生きた樹木や農作物、金属も軟らかい薄板や鉛も加害する加害力の強い昆虫と言えます。
当社で取り扱っているシロアリ薬剤は、ほとんど臭いはありません。
ただし工事終了後に気になる方は、十分に換気をすれば良いでしょう。
台所にある床下収納庫、または畳をめくって床板をめくって入ります。
侵入口がない場合でも、当社では侵入口の作成が可能ですのでお気軽にお申し付けください。
シロアリの羽アリは1~3日程で群飛が終わります。群飛が終わったからといってシロアリがいなくなるわけではありません。
巣の規模がある一定以上になると巣別れで羽アリとして出ています。
羽アリは巣の数パーセントしか出ていませんので大半は羽アリが出ている場所の近くに巣があると言っても過言ではありません。
羽アリが飛び出す時期はシロアリ発見の絶好の機会ともいえます。
羽アリの飛び出す時期など注意していればシロアリの判別に繋がります。
全国的に気候の差はありますがヤマトシロアリ4月から6月・イエシロアリ5月から7月です。九州と東北では温暖になる時期は、多少違いますので出てくる時期が少し異なります。
まず大切な家からシロアリの被害に遭わないようにする為には予防が重要です。
被害にあってしまった場合は早期発見が重要になります。
普段目にすることがない床下を信頼が出来る専門家に1年に1度見ていただくことで、安心も出来るかと思います。
専門家に見てもらい、いろいろなアドバイスや知識の習得・対策など指導してもらい必要であれば数社に見積りをとって検討されれば良いでしょう。
ヤマトシロアリでは風通しが悪く湿気が多い水廻り(台所・トイレ・洗面所・風呂場)束柱・土台・大引きなどに被害が集中ケースが多いです。
イエシロアリの場合は水を運ぶ習性があるので湿らせながら加害していきます。イエシロアリの場合、被害はマンションやアパートにかかわらず、床下がコンクリートでも鉄筋造りでもお構いなく侵入してきますので安心は出来ません。
木造住宅の場合などイエシロアリは加害スピードが速いので、被害が建物全体に及ぶこともあります。
シロアリの薬剤は5年の効果をめどに作られています。
シロアリの被害を防ぐためには5年を目途に再施工が必要です。
シロアリ駆除費用は確定申告で雑損控除が出来ます。詳しくは最寄りの税務署でご相談ください。
シロアリの施工方法や施工面積・環境で多少異なりますが20坪の家で2~3時間ほどです。
一概にはシロアリとは言い切れません。床下の状況や木材の劣化などブカブカの原因は幾つか挙げられます。
一度点検をされた方が良いでしょう。
シロアリは冬の間も冬眠はしません。 冬の温度低下により活動は鈍りますが摂食活動はやめません。
ヤマトシロアリは気温6℃以上で活動をはじめ、活動好適温度は12℃~30℃ですので春から秋にかけては進行スピードは速くなります。
安心はできません。 鉄骨や鉄筋造り・床下がコンクリートでもシロアリは侵入・加害しますので安心とは言い切れません。
シロアリが逃げてくることはありませんので安心してください。
シロアリの被害は目にはなかなかつきません。
シロアリから大切な家を守るためにはシロアリの知識・建物の構造の把握・防除の技術がとても重要です。
また防除器具も必要ですので専門家にお任せするのが良いでしょう。
日本には約15種類のシロアリがいて代表的なシロアリとしてヤマトシロアリ・イエシロアリががいます。
シロアリはゴキブリ目シロアリ科に分類される昆虫でゴキブリとは同類であると言えます。
おおよそ30分から1時間程度です。
庭の状況・床下の状況その後カメラで確認後、報告させていただきます。
調査・お見積りは費用は一切かかりませんのでご安心して活用ください。
管理会社様・大家様の調査見積のご依頼や立ち合いをお願いしています。
大丈夫です。弊社では安全性の高い薬剤を使用しています。安全と環境保全を第一に考えていますのでご安心してください。
また薬剤も臭いはほとんどしない低臭性を使用しています。
シロアリと黒蟻は全く別物です。
シロアリは木材のセルロースと呼ばれる部分を食害していきます。
木造住宅では主要な構造の柱(通し柱・梁・など)を加害されると、地震が来た場合など弱い部分に力が加わり倒壊の恐れもあります。
そうならない為にも1年に1度の定期点検や5年に1度の予防をお勧めします。
家の周りにステーションを用いて毒エサ(ベイト工法)による防除方法もあります。
天然由来の化学薬品ではない薬剤もあります。お客様に合った工事を提案させていただきます。
ヤマトシロアリで2~10万頭・イエシロアリで100万頭・アメリカカンザイシロアリで数十から数千頭と言われています。
シロアリはお腹の中に微生物がいます。シロアリは微生物の力を借りて栄養に変えています。
シロアリの適した時期による違いはありません。
シロアリ5年満了時や気になった時に施工すれば忘れなくて安心です。
またいつ侵入してくるか分かりませんので早めが良いでしょう。
弊社のHPのチェックシートをご活用ください。
あくまでも簡易的ですので目安にしていただくといいと思います。
詳しくお知りたい場合は、弊社へ問い合わせしていただくかお問い合わせフォームへ申し込みください。
無料診断を行っています。
床下が乾燥していても適度な湿気はあります。
またイエシロアリは水を運ぶ習性があるので油断は禁物です。
シロアリは日の当たる場所や乾燥を嫌いますので床下や玄関タイルの下・配管の隙間・コンクリートの亀裂などから侵入してきます。
シロアリは人目につかないように蟻道の中を移動して住宅に侵入してきます。
使用する薬剤はシロアリに効果が発揮します。他の虫には効果はありません。
研究者の調べでは各個体では約2年・大きい巣では約5年と言われています。
イエシロアリの場合は進行スピードがかなり速く激烈です。大きな梁や柱の中がスカスカになり大規模な補修・修繕が必要になるケースも稀ではありません。
せっかく新しく修理をされたにしても、また被害に遭う可能性が高いです。基本的にはシロアリ施工を最初に行います。
順番として駆除⇒解体⇒交換が基本的な流れとなります。
家の中にいるシロアリを根絶させても、土中にある巣により再侵入の可能性がありますので根本的な解決にはなりません。
根絶することで再侵入の心配もなくなります。
大丈夫です。 天候に関係なくシロアリ点検は可能です。
シロアリが出てしまえば、費用をかけなくてよかった部材の交換や修理・また予防と駆除料金との差が出てきて家計を圧迫する恐れがあります。
費用がかさむうえに施工時間もかかります。 被害が出ないよう予防をお勧めします。
市販の殺虫剤による根絶は不可能です。専門の業者に依頼し被害の状況を把握した上で処理した方が良いでしょう。
シロアリによる加圧注入処理材は有効だと思います。
最近では住宅メーカーでも構造部材に使用されているメーカーさんも増えてきています。
一棟分削り込みして建ててあるなら問題はありませんが、注入処理した後に切断や削り込み作業をおこなえば浸透してない部分が出てきますので不安です。
処理材は和室の柱には見た目が緑やオレンジ色に近い色ですので使用されてません。
ですが加圧処理材はシロアリには弊社では有効だと考えています。
最近、ホームセンター等でも加圧注入処理材は角材で見かけますが削り込みや切断すれば浸透してない部分が露わにでますので、大事な部分の切断などしない場所の適用には良いかなと考えますが、やはり不安が残りますのでキチンとした薬剤による処理をされれば一層安心だと考えます。
シロアリは土壌や犬走り等に木材があるばあいはシロアリの被害率は高くなります。
シロアリ点検時に庭の調査において植木の支えの柱はシロアリの加害率は高く接地面や埋設してある木材は、加害しているケースは大半です。
支えの柱は木材以外のもので代用をお勧めいたします。 また家の周りに新聞紙や垂木や角材を置いているのも良くありません。
シロアリは常に新しいエサ場を確保するために活動していますので気を付けてください。
家の周りの通気口は床下の風を取り込む唯一の穴です。
通風を妨げることにより床下の湿度の上昇・床下のカビの発生など家にとっては良くありません。
また花壇を置いてあるならば水をあげる事になりますから、別の場所に移動させ常に新しい新鮮な風の流れを取り込めるように改善した方が良いでしょう。
まずはお世話になっている専門の業者または増築・改築された業者への問い合わせが必要です。
無処理ならシロアリの再施工が必要です。
シロアリは常に新しいエサ場を探していますので新しくなった部材は絶好のエサ場となります。
また保険の適用などの事もあるので問い合わせした方が良いでしょう。