羽アリを見つけたら落ち着いて対処することが大事です。
ヤマトシロアリの羽アリは4月~6月(地域や場所により変わります)
イエシロアリの羽アリは6月~7月(地域や場所により変わります)
黒蟻の羽アリのシーズンは種類が多いので種によって時期が違いますが5月から11月までと非常に長いです。
まずはシロアリの羽アリなのかアリの羽アリなのかを区別する必要があります。
区別することでその後の対処方法が違ってきます。
※おおまかにこの2種のシロアリの羽アリです。
それ以外はアリの種類の羽アリと考えていいでしょう。
(ヤマトシロアリの羽アリ動画)
(イエシロアリの羽アリの動画)
シロアリの羽アリの違い | ||
イエシロアリの羽アリ | ヤマトシロアリの羽アリ | |
写真 | ||
体色 | 黄褐色 (頭部は暗褐色) | 黒褐色 |
羽色 | 乳白色・淡黄色・半透明の翅 | 淡い黒色系・半透明の翅 |
条件 | 雨上がりの温かく湿った空気が漂う時梅雨の合間に、気温が上がって湿度が急激にあがる時、 少々雨が降っていても、条件が整えば飛ぶ。 | 天気がよく風があまり吹いていない日 |
ヤマトシロアリ | イエシロアリ | |
写真 | ||
巣 | 被害箇所と巣を兼ねる。条件によっては特別に加工した巣を構築することも。 全体で数万頭~以上の規模となる。 |
全体で最低でも5万頭、大きいもので100万頭の大集団となる。 建物の下や地中に特別に加工した塊状の大きな巣をつくる。 |
加害特性 | 主に床下から加害をはじめる。 腐朽木材を好み、土台や束・大引き等から加害し乾燥した上部の木材を加害することもある。 |
加害スピードが速く、集団の頭数が多いため被害も大きくなる。 |
羽アリが発生したら | ||
① | 深呼吸! 慌てずに、まずは落ち着く | |
大量の羽アリが飛び出してくると非常に驚かれることでしょう。シロアリの羽アリは10~30分と短い時間で、数百匹以上の大量の羽アリとなって発生します。まずは落ち着き、掃除機などで吸い取りましょう。 ※注意 | ||
② | 発生場所を確認 | |
柱やコンクリートなど、隙間や玄関・浴室タイルの割れ目など注意。発生場所からシロアリか黒蟻かを判別するのは難しいでしょう。 | ||
③ | 発生時期を確認 | |
シロアリの羽アリと、黒蟻の羽アリは発生時期が多少異なります。黒蟻の羽アリは基本的に5~11月頃発生します。 | ||
④ | 羽アリを観察 | |
羽アリの色や触覚、胴のくびれや翅の大きさなど、それぞれの特徴をよく確認します。 | ||
⑤ | シロアリの羽アリだった場合 | 黒蟻の羽アリだった場合 |
2~3日、長くても1週間ほどで群飛は終わります。床下や家の木材にシロアリ被害が発生している可能性が高いでしょう。必ず専門の業者に見てもらうようにしましょう。 | とりあえず心配することはありません。しかしシロアリをエサとすることもあり、床下などにはシロアリが潜んでいる可能性もあります。一度専門の業者に見てもらうことをオススメします。 |
シロアリ被害の兆候 | |||
羽アリ | 食害の痕 | ||
蟻道 | 木材の空洞音 | ||
蟻土 | 糞・木材カス | ||
建物の異常 |
決して行わないでください!!
羽アリが飛んでいる・ゾロゾロ歩いている箇所には殺虫スプレーや掃除機で吸いとって頂いてもかまいません。
ただし羽アリが集団で飛び立つ穴などや木材のの割れ目にはスプレーの薬剤の注入は避けてください。
気になられる方やまだ出てくる箇所についてはガムテープなどで塞いで応急措置して下さい。
理由はそこにいるシロアリが逃げる・散らばる可能性・専門家によるシロアリ処理など様々な理由があるからです。
確かに大量の羽アリを見かけた・出てきたのであればビックリされて住人の方は掃除や処理するのが当たり前ですが決して
羽アリは噛みついたり、ネズミみたいに菌をまき散らすことなどはありません。
羽アリは通常、数日に分けて数回飛び立ちます。
前日雨が降った天気が良い翌日によく羽アリが出たりします。
春の繁殖時期に巣別れとして羽アリとして飛び立ちます。
シロアリの羽アリ見かけたら専門家の調査をお勧めいたします。