日本には4000種以上のハチが生息しているため、ひとことで「蜂」と言っても、その姿や生態はさまざまです。
ただしヒトを刺すことがある蜂は、集団行動をする細腰亜目の蜂に限られます。
刺す | 刺さない |
細腰亜目 | 広腰亜目 |
スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ等 | ハバチ・キバチ・クキバチ等 |
ヒトを刺すことがある代表的な蜂として「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」がいますが、これらはメスが毒針を持ち、腰の部分が細くくびれているのが特徴です。
成長は、卵→幼虫→蛹(サナギ)→成虫という完全変態を行い、どの種も翅が2対4枚で、前の翅より後ろの翅の方が小さくなっています。
日本には、3属17種類のスズメバチが生息しています。
スズメバチ属 | クロスズメバチ属 | ホオナガスズメバチ属 |
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オオスズメバチ | クロスズメバチ | キオビホオナガスズメバチ |
キイロスズメバチ | シダクロ スズメバチ | シロオビホオナガスズメバチ |
コガタスズメバチ | ツヤクロスズメバチ | ニッポンホオナガスズメバチ |
モンスズメバチ | キオビクロスズメバチ | ヤドリホオナガスズメバチ |
ヒメスズメバチ | ヤドリスズメバチ | |
チャイロスズメバチ | ||
ツマグロスズメバチ | ||
ツマアカスズメバチ |
毎年多くの犠牲者を出し、全国でも最も被害件数が多い危険な蜂です。
スズメバチの活動は、種によっても多少異なりますが、春から秋頃にかけてで、特に巣の規模が大きくなり働き蜂の数がピークを迎える8月から10月頃に活発に活動し、この時期スズメバチの刺傷被害も最も多い時期です。
蜘蛛や昆虫などを捕獲して肉団子にしたものを巣に持ち帰り、幼虫のエサとします。
成虫は、花の蜜や樹液などを舐めて生活しています。
写真 | |
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特徴 | ボール状で茶色っぽいマーブル模様。 出入り口がひとつで他は外殻で覆われている。 |
大きさ | 10~40cm程度。で、大型のものが多い。 最大で1mを超すものもある。 |
材質 | 一種の紙のようなもので、木を削り取って集めた繊維を唾液由来のタンパク質で固めて作る。 |
営巣場所 | 開放空間・閉鎖空間・土中 引っ越しをする習性をもつものも。種によって異なる。 |
種によって営巣場所に多少の違いがあるので、種を判別することが出来る場合もありますので以下の表を参考にしてください。
土中 | オオスズメバチ・クロスズメバチ等 |
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土の中や木の根元などに営巣する。 巣は一見して見えないため、登山中やハイキング時などに気付かずに近付いて振動を与えていたり、直接踏んでしまったりして刺される被害が多く発生している。 |
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閉鎖空間 | キイロスズメバチ・ヒメスズメバチ・モンスズメバチ等 |
樹洞・床下・天井裏・壁の隙間・戸袋などに営巣する。 この中でもヒメスズメバチは最も小さな釣鐘型の巣をつくる。 キイロスズメバチはスズメバチの中でも最大級の巣で、住宅街でも多く巣をつくり、初期段階では閉鎖空間を好んで営巣するが、働き蜂の数が増えてくると軒下や庭の木など開放空間に引っ越しをすることが多くある。 |
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開放空間 | コガタスズメバチ・キイロスズメバチ等 |
軒下や庭の木などに多く営巣する。 コガタスズメバチの初期の巣はとっくりを逆さまにしたような形で、働き蜂が誕生し数が増えてくるとボール状の巣に改築されていく。 キイロスズメバチは働き蜂の数が増えてくると閉鎖空間から軒下などに引っ越しをするため、気付かない内に急に大きな巣を発見することがある。 |
日本には、3属11種のアシナガバチが生息しています。
アシナガバチ属 | チビアシナガバチ属 | ホソアシナガバチ属 |
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セグロアシナガバチ | ナンヨウチビアシナガバチ | ヒメホソアシナガバチ |
フタモンアシナガバチ | オキナワチビアシナガバチ | ムホンホソアシナガバチ |
トガリフタモンアシナガバチ | ||
キアシナガバチ | ||
コアシナガバチ | ||
キボシアシナガバチ | ||
ヤマトアシナガバチ |
アシナガバチは、攻撃性の高いスズメバチに比べると非常に大人しく、こちらから攻撃しない限り基本的には刺してくることはありません。
ただし、民家の庭やヒトの目線よりも低い場所など、場所を選ばず営巣するため、気付かない間に近付き刺されてしまうケースも少なくはありません。
スズメバチに比べ、細身のすらりとした体に、長い足をダラリと伸ばしている姿が印象的です。
活動期は、種によって多少異なりますが、春から秋にかけてで、スズメバチの活動期よりも早めに活動を終えます。
細く身軽そうな外見とは裏腹に、素早く飛ぶのはあまり得意ではないため、動きが遅く飛び回らないイモムシなどの昆虫などを幼虫のエサとすることが多く、成虫は樹液などを舐めて生活しています。
写真 | |
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特徴 | シャワーヘッドのような形で、薄い灰色や薄い茶色など淡い色。 巣穴や幼虫が直接見える。 |
大きさ | 10~15cm程度。 |
材質 | 樹皮の靭皮繊維を素材とし、それに唾液由来のタンパク質などを混入して作る。 スズメバチの巣より強い。 |
営巣場所 | 開放的な空間が多い (軒下、ベランダ、木の枝など) |
アシナガバチの巣は、住宅地や都市部にも多く見られ、子どもの手の届くような低い位置にも営巣します。
シャワーヘッドのような形をし、外部から蜂の巣らしい六角形の巣穴が見えるのが特徴的です。
アシナガバチは、自分の巣をよく記憶しており、一度駆除を行って巣を撤去した場合でも、駆除時に生き残りのハチがいた場合は、再度同じ場所に営巣しようとする習性があります。
また駆除時に使用した薬剤によって、近寄れない場合でも、その付近にじっと密集し、様子を伺っていることも多くあります。
日本には「ニホンミツバチ」「セイヨウミツバチ」の2種が生息しています。
童謡やアニメでも親しまれるミツバチは、どちらも全体的に体が丸く、体毛があるのが特徴です。
スズメバチやアシナガバチと違い、1年で活動が終わることはありませんが、冬の間は身を寄せ集めてじっとしていることが多いです。
ミツバチは、大人しい性格で、こちらから巣や蜂を攻撃しない限り刺してくることはほとんどありません。
ニホンミツバチ | セイヨウミツバチ | |
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写真 | ||
体の特徴 | 胴体のしま模様がハッキリとしています。 体全体が黒っぽくセイヨウミツバチよりも一回り小柄。 |
胴体のしま模様があります。 このしま模様は胸の近くになるほど幅が狭く、お尻の方になると黒い幅が広くなっています。体全体は黄色っぽい。 |
体長 | 女王蜂:13~17mm 働き蜂:10~13mm |
女王蜂:15~20mm 働き蜂:12~14mm |
数 | 数千~2万匹ほど(時期によって異なる) | 2万~4万匹ほど |
特徴 | 大人しい性格。 環境が悪化すると巣を放置して出ていく。 寒さにも強く、冬は体を暖め合いながらじっとしている。 スズメバチの襲撃には集団で熱殺する (ただしスズメバチに集団で攻撃されたり、何日も巣の近くを飛び回られると巣を捨てて逃げる) |
攻撃的な性格。 巣を捨てて逃げていくことはほとんどなく、スズメバチの襲撃には1対1で攻撃する (しかし数時間で群全体が全滅してしまう) |
写真 | |
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営巣場所 | 床下・天井裏・家屋の隙間など閉鎖空間に営巣する。 |
大きさ | 巣板の数はミツバチの種によって異なり、10枚以上になることもある。 |
材質 | ミツバチの腹部にある蝋腺から分泌された蜜蝋。 |
特徴 | ミツバチの巣は巣板と呼ばれる鉛直方向に伸びる平面状の構造のみからなる。 巣板は中空の六角柱が平面状に数千個接続した構造。 強度に優れ、材料が最少ですむ。 |
ミツバチの巣は、天井裏や壁間などの閉鎖空間につくられることが多く、隙間などに入り込んで驚くほど大きな巣をつくります。
住宅内で巣をつくってしまった場合は、巣から蜜がこぼれ落ち、天井や壁などにシミが出来るなどの被害も発生します。
春から夏にかけて活発に活動している間、ミツバチの女王は1日に2000個以上の卵を産みます。
巣内は手狭になってしまうため、新しい女王となる蜂を産み育ってくると、群の約半数以上の働き蜂を引き連れて旧女王は出て行きます。
この巣別れした蜂の群れが集まって軒下や庭の木などに団子状になり、20~30㎝程の大きさで蜂のかたまりを作ることがあります。
これを「分蜂(ぶんぽう)」と言い、突然大量のミツバチが飛び、かたまりをつくるため、急に大きな巣が出来たと勘違いすることもあるようですが、これは一時的な集まりで、早ければ数時間、長くても数日で他の場所へ移動するので、心配はいりません。
ただし、数日経過してもそのままその場でかたまっている場合は、その場で営巣を開始することもありますので様子をみておくようにしましょう。
また分蜂中のミツバチは、ヒトを刺すことは稀です。
蜂は雨や風がしのげ、居心地が良く、安全な場所を選んで巣をつくります。
毎年同じ場所に営巣されるというお宅がある場合は、蜂にとって居心地が良く、安全な場所であるということです。
蜂は人家によく巣をつくる傾向にありますが、蜂にとって人家は巣づくりに快適な場所だと言うことが出来ます。
巣をつくられやすい場所は、蜂の種類によっても異なりますが、住宅または住宅付近であれば、「軒下、戸袋、壁の隙間、床下、天井裏、車庫、ベランダ」等さまざまな場所があげられますが、特に屋根の軒下などが多く、急に大きな巣を発見することもあるようです。
日常的に住宅周りのチェックを行っておくと、万が一巣をつくられてしまった場合でも早期発見することができます。
スズメバチとアシナガバチの種類を判別する時に、最も簡単で確実な方法が〝巣を見比べること〟です。
スズメバチの巣 | アシナガバチの巣 | |
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写真 | ||
特徴 | ボール状で茶色っぽいマーブル模様。 出入り口がひとつで他は外皮で覆われている。 |
シャワーヘッドのような形で、薄い灰色や薄い茶色など淡い色。 巣穴や幼虫が直接見える。 |
大きさ | 10~40cm程度。 最大で1mを超すものもある。 |
10~15cm程度。 |
材質 | 一種の紙のようなもので、木を削り取って集めた繊維を唾液由来のタンパク質で固めて作る。 | 樹皮の靭皮繊維を素材とし、それに唾液由来のタンパク質などを混入して作る。 スズメバチの巣より強い。 |
営巣場所 | 開放空間・閉鎖空間・土中 引っ越しをする習性がある種もある。 |
開放的な空間 (軒下、ベランダ、木の枝など) |
ミツバチは、スズメバチやアシナガバチの巣材と異なり、ミツバチの腹部にある蝋腺から分泌された蜜蝋でつくられています。
巣板と呼ばれる鉛直方向に伸びる平面状の構造のみからなり、巣板は中空の六角柱が平面状に数千個接続した構造となっています。
蜂に刺されてしまうと、さまざまな症状が出てきます。
軽い症状から重い症状まで、個人差もありますが放っておくと危険な状態になる場合もあるため、刺されてから30分は様子をみるようにしましょう。
速やかに その場を離れる |
人を攻撃してきたハチは、フェロモンを撒き散らし、他のハチを呼び寄せる能力をもっている。 頭や瞳など黒い部分を出来るだけ隠し、姿勢を低くして速やかに後退するようにその場を離れること。 大きな声を出さず、激しい動きをしないこと。 |
↓ ↓ | |
患部を洗い流す | 患部の毒を絞り出し、流水で洗い流す。 この時毒が口の中に入り込むため、口では絞り出さないこと! 患部を冷やすことで、痛みや腫れを和らげる効果がある。 |
↓ ↓ | |
抗ヒスタミン の使用 |
抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏でケアをする。 薬を塗ることで症状を緩和する効果がある。 |
↓ ↓ | |
患部を冷やし 安静に |
濡れたタオルや氷、保冷剤などで患部を冷やし安静にする。 痛みや腫れなどの症状を緩和する効果がある。 |
↓ ↓ | |
医療機関へ | 心配な時、一度にたくさん刺されたり、痛み・かゆみ・腫れ以外の症状がある場合などは医療機関で受診すること。症状が重い場合は、救急車を呼び緊急で治療すること。 |
全身に症状が現れてきている場合は、医療機関に行く間・救急車を待つ間に
▶患部が手足の場合、心臓に近い方を紐などでしばる(10~20分毎に縛る箇所はゆるめること)
▶頭を低く足を高くし、仰向けに寝る
▶吐き気や嘔吐している場合は、横向きになる(吐物が気管につまらにように)など出来ることがしておきましょう。
蜂に刺されると、痛みや痒み、腫れなどの症状が出てきます。
ハチの毒成分 | |
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毒の成分 | 作用 |
アミン類 | 痛み・かゆみの原因 |
低分子ペプチド | 痛み・赤血球破壊・血圧低下・アレルギー症状の原因 |
酵素類 | 組織破壊・赤血球破壊・アレルギー症状の原因 |
非酵素系神経毒 | 神経系に作用する原因(オオスズメバチのみ) |
以上のような成分を持ち、毒成分が人間の体内にはいってくることからさまざまな症状が発生します。
蜂に刺されると、刺された箇所や周りにでる局所症状だけの場合と、体中にハチ毒アレルギー反応が出る全身症状が出る場合があります。
刺された時の体調や、その人の体質によっても症状は異なりますので、同じ蜂に刺されても痛みや腫れなどの局所症状しか出ない人、または出ない場合もあれば、アナフィラキシーショックを引き起こし死亡してしまうケースもあります。
症状の度合 | 主な症状 |
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軽度 | なんとなくダルイ・苦しい |
体や顔が飲酒した時のように赤くなり、全身にかゆみが起こる | |
中度 | ※軽度の全身症状に加えて |
頭痛・めまいがする | |
腹痛・下痢・吐き気が起こる | |
口が渇き、口の中がしびれた感じがする | |
喉がつまった感じがあり、胸が苦しくなる | |
全身がむくんでくる | |
重度 | ※軽度・中度の全身症状に加えて |
声が出にくくなる | |
息をするのが苦しくなり、物を呑み込めなくなる | |
目が見えなくなったり耳が聞こえなくなる | |
全身の力が抜け、立つことが出来ない |
重度の症状がある場合は、そのままショック状態に陥り意識が薄れ、最悪の場合命を落としてしまうこともあります。
ハチ毒は直接体内に毒がまわるため、特に発症する時間が短く、10~15分程度でショック状態に陥り、治療が間に合わないケースがあるため、極めて短時間で適切な処置が必要です。
緊急性がない場合(30分以上様子をみても、全身症状が現れなかった場合など)、基本的には〝皮膚科〟を受診すればよいでしょう。
ハチ毒にアレルギーを持っている人は、寒気や嘔吐、蕁麻疹などの全身症状が出てくる可能性が高く、最悪の場合アナフィラキシーショックを引き起こし呼吸困難や、意識がなくなる等の命に関わることもあります。
全身症状が出てきたら早急に救急センターへ急ぐか、救急車を呼びましょう。
蜂は巣が大きく成長し、働き蜂の数がピークを迎える頃の活発に活動している頃に最も危険な時期となります。
特に危険な時期は、スズメバチ→7月から10月、アシナガバチ→8月から9月となっており、夏から秋にかけて最も注意が必要になります。
蜂は、雨や風がしのぎやすくハチにとって安全な場所を選んで巣を作ります。
雨や風がしのげれば、場所を選ばずに巣をつくるので、蜂の巣を住宅の敷地内に作らせないという完全な方法はありません。
しかし巣をつくらせにくくするポイントをまとめてみました。
軒先 | 定期的に巣がないか確認し、早期発見し早期駆除を行う。 |
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庭の木等 | 春先には必ず剪定し、ハチが雨風をしのげるような場所にしない。 |
戸袋 | 毎日開け閉めし、居心地が悪い空間にする。 |
天井裏・床下 | 隙間や通気口は金網などでふさぐ。 (完全に塞ぐと十分な換気が出来ないので、ハチの活動時期である春から秋にかけてや、細かなネット等で侵入を困難にしておく) |
小屋・ 倉庫等 |
定期的に巣がないか確認し、早期発見・早期駆除を行う。 開けっ放しにしたり、隙間を塞ぐ。 |
外周 | ゴミなど出来るだけ物を置かないようにし、風通しの良い環境にする。 鉢植えの受け皿やペットの水など水分を放置しない。 |
また毎年同じ場所や、住宅周りに巣を作られるという場所の近くには春の初めに巣づくりを開始する女王蜂をトラップに仕掛け〝そもそも巣を作らせない・集団を繁栄させない〟という方法もあります。
春に女王蜂をトラップで捕獲することによってその女王が生み出す働き蜂も巣もつくられることなく駆除(?)の完了です。
ペットボトルトラップ 準備するもの | |
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空のペットボトル | 1.5~2ℓの出来るだけ凹凸のないもの |
紐(ひも) | トラップをぶら下げるためのもの |
カッター | ハチの進入口をつくるため |
誘引剤 | 酒・酢・砂糖等※ |
蜂トラップ 誘引剤の作り方 | |
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※ 酒・酢・砂糖以外でも誘引剤のレシピは多数あります。 ご自宅にあるものを使用したり、 ハチの好みに違いがある場合もあるようですので色々とお試しください。 |
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① | 酒220ml・酢70ml・砂糖100g |
② | 日本酒・酢・ジュース=3:1:1 |
③ | カルピス・水・ブドウの皮または実=6:4:1粒 |
④ | ファンタグレープ・焼酎=7:3 |
⑤ | 焼酎・蜂蜜・水・ドライイースト=3:1:2:小さじ半分 |
⑥ | グレープジュース・酒・酢・砂糖=10:2:3:2 |
以上のものを準備したら早速トラップを作ってみましょう。
ペットボトルトラップの作り方 | |
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穴を開ける | ペットボトルの上部に1.5~2cm角の 四角い穴を2~3箇所開ける。 上と横の部分に切り込みを入れ、下の部分は 切らずにねずみ返しのように残し中に折っておく。 |
↓ ↓ | |
誘引剤を入れる | あらかじめ作っておいた誘引剤を よく混ぜ合わせ、ペットボトルに入れる。 (6~7cmの高さまで) |
↓ ↓ | |
紐をつける | キャップの部分かペットボトルの首の部分に 紐をつける。 |
ペットボトルトラップを作ったら、普段人が通行したり作業したりする場所を避け、木陰などに吊るしてください。
※注意事項もあります。
□ 子供がイタズラできない程度の高さにすること
□ ヒトが近寄らない場所にすること
□ 直射日光に比べ、日陰に設置すること
□ 取り付けはハチが活動しない早朝か夜間に行うこと
□ ハチが活発に活動する時期や多数飛び回っている場合は危険
□ 捕獲状況が悪い場合は設置場所や中身を変えてみること
(発酵してニオイが出てくるまで1週間程かかる場合があります)
このペットボトルトラップは、誘引剤のニオイに誘われてハチが引き寄せられます。
繁殖する前に捕えることで、家や敷地内に巣が出来るのを防ぐことが出来ます。
※注意 ペットボトル捕獲は蜂を誘引しますので蜂の活動な時期は働き蜂が周囲を臭いに誘えわれて飛ぶ恐れがあります。
春先の3月から4月にかけて冬眠から覚めたスズメバチの女王蜂を駆除することで夏から秋にかけて大きくなるであろう
巣を女王蜂1匹駆除することで巣を潰すのと同様、危険性を低くすることが可能です。
1.巣に危害を与えるもの
2.エサ場を荒らす、または邪魔するもの
3.幼虫のエサとなる昆虫 この3つの項目に当てはまるものを攻撃します。
人間が刺される刺傷事故で多いのが、巣やエサ場に近付いたために敵と判断され、襲ってくるケースです。
気付かない間に巣に振動を与えていた場合や、気付かない間に蜂の攻撃範囲内に入ってしまっていた場合などに被害が多数発生しています。
また色の濃いモノ(黒など)やニオイの強いモノ(香水や制汗スプレー、整髪料、化粧品など)に含まれる成分にも反応しやすいため、攻撃をされやすい傾向にあります。
気性が荒く、攻撃性の高いスズメバチですが、基本的にはこちらから近付いたり刺激しなければ攻撃してくることはありません。
※ただしエサが少なくなって苛立っている秋頃は、攻撃してくる可能性もあります。
そんなスズメバチは、攻撃を仕掛けてくる前に偵察や威嚇行動などをして警告してきます。
偵察 | 巣の数m~10m以内またはエサ場に近付くと、巣や周りを飛んでいるハチが偵察に出てくる。 |
↓ ↓ | |
警戒 | 小刻みに羽をはばたかせ、羽音をさせながら敵と判断したものの周りをまとわりつくように飛び回る。 |
↓ ↓ | |
威嚇 | 大顎で「カチカチ」とこれ以上近寄るなと警告を示してくる。 敵と判断したものに狙いをさだめ空中でホバリング(停止)する。 |
↓ ↓ | |
攻撃 | 大量のハチがハチの巣から一斉に飛び出し攻撃をしてくる。 その時点で慌てて逃げても数十メートルは追いかけてくることもあり大変危険な状態。 |
スズメバチは体外に化学物質を分泌することにより、同じ蜂の仲間に特異な反応を起こさせたり、情報の伝達をしています。
これはスズメバチの放出または、分泌する〝フェロモン〟によるものだということが明らかになっています。
性フェロモン | 新女王蜂が分泌。オス蜂に交尾行動を引き起こさせる。 |
階級フェロモン | 女王蜂が分泌。働き蜂の産卵抑制、新女王蜂の育房室の作成に関与 |
集合フェロモン | 働き蜂が分泌。オス蜂を巣の入り口に誘導する。 |
警報フェロモン | 働き蜂が放出する毒に含まれる。巣の多くの仲間を誘引し敵が来たことを知らせ、攻撃をしかけるようにする。 |
エサ場マークフェロモン | オオスズメバチの働き蜂から分泌。この匂いを付けた場所に他の働き蜂を誘引する。 集団攻撃の引き金となる。 |
蜂児フェロモン | 幼虫が分泌。働き蜂に自分の存在を知らせる。 |
仲間認識物質 | 同じ巣の仲間であることを識別する物質。 |
春先に女王蜂が単独で巣づくりをしている時期は、一般の方でも比較的安全に巣の駆除を行うことが可能です。
ただし、危険だと判断した場合は無理をせず、中断してください。
蜂は夏から秋にかけて活発に活動し、それと同時に攻撃性が高まる時期で非常に危険です。
また市販のスプレーなどを利用することも可能ですが、これらは勢いよく飛び出てくるため、何本も必要になってきて費用も予想以上にかかってしまうほか、他の蜂を刺激してしまい、刺されてしまったケースが多数報告されています。
蜂や蜂の巣には極力近付かないように注意し、出来るだけ早めに蜂駆除専門の業者へ依頼をするようにしましょう。
当社の蜂駆除は、¥8,000 ~(税別)!!
お問い合わせ時に、蜂の種類や巣の大きさ、場所をお知らせいただいた場合は、おおよその金額をお知らせすることは可能ですが、蜂駆除料金は、蜂の種類や駆除の難易度によって多少異なりますので、ハッキリとした料金提示は、調査後にご説明いたします。
巣の発見が早いと、危険度の低い時期に駆除を行うことができ、低料金での駆除が可能です。
蜂の巣が見当たらない場合や、種類が分からない場合でも全て調査、お見積りは無料で行いますのでお気軽にお問い合わせください。
蜂の巣を発見したら、速やかにその場を離れ至急ご連絡下さい!
STEP1:お問い合わせ・ご相談
「蜂がいる」「蜂の巣を発見した」などお電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
☑ 蜂の種類
☑ 巣の大きさ
☑ 巣の数
☑ 巣の場所(高さ)
以上の4点をお伺いしますので、お知らせください。
※不明な場合は、決して無理をして調べようとしないでください。
蜂は飛んでいるけど蜂の巣は見当たらないといったケースでも、こちらで調査を行いますので担当スタッフがご訪問するまで近付かないように注意してください。
蜂被害は人命にかかわることもあります。
特にスズメバチは危険性が高く、迅速な対応が求められるため、当社ではご依頼をうけた当日の対応を基本としています。
お客様のご都合と蜂駆除担当者との時間調整をしたあと、実際にご訪問させていただきます。
STEP3:現場確認・調査開始
蜂の巣の確認、蜂の種類の特定をします。
巣の場所がわからない場合は、調査して巣の場所を特定します。
STEP4:見積金額の提示
蜂の種類、蜂の巣の場所を特定したら、見積金額のご提示をいたします。
蜂駆除は、迅速な対応が求められるため、口頭でのご説明ですが、検討したい場合や会社様などで見積書が必要な場合は、見積書の作成をいたします。
STEP5:ご契約
お見積り金額に納得いただいた場合のみ、ご契約となります。
蜂駆除は緊急性がありますので、即日の駆除を基本とさせていただきます。
ただし緊急性のない場合や、当日のご都合が合わない場合などは、駆除を行う日程を決定します。
STEP6:駆除開始
即日またはご契約書通りの日程で蜂駆除を行います。
作業員は蜂駆除用の防護服に着替え、安全管理に十分注意して駆除を行います。
安全のため、お客様にはご自宅等に避難していただき、全ての作業は担当スタッフにお任せください。
STEP7:作業終了
駆除後の後始末をし、駆除後の様子をご確認していただき、全ての作業を終了させていただきます。
STEP8:お支払い
現金または銀行振り込みでお支払いをお願いしております。
後日集金にお伺いさせていただくことも可能です。
蜂の巣の駆除を行った場合、駆除時にいなかった(エサや巣材を集めに出掛けていた等)働き蜂が戻ってきて、再度巣をつくることがあります。
特にアシナガバチは、元にあった場所に巣をつくろうとする習性がありますので、しばらく様子を見ておくようにしてください。
スズメバチの巣を撤去した場合は、こうした戻り蜂対策として、粘着マットを設置させていただきます。
戻り蜂が捕まった粘着マットは後日、回収に伺いますのでご安心ください。
戻り蜂対策になりますがこの粘着シートの戻り蜂対策はスズメバチにしか効果がなく、アシナガバチには効果はありませんので注意して下さい。
注意)粘着シートに付いたスズメバチは仲間をフェロモンで呼びますので仕掛けた場合は近くにいない方が賢明です。
初期の駆除で巣の場所が確定してるならば巣の近くに敷設して働き蜂を根こそぎ粘着させることで駆除を容易にさせることも可能です。
ただし近くに設置する場合は、はち防護服の装備がなければ襲われますので大変危険です
蜂駆除施工の全てに、シーズン保証をおつけしております。
蜂駆除を行った日の翌年の3月までに同じ場所に巣が出来た場合、無料で駆除を行います。
1:明朗会計、安心価格
2:迅速対応
蜂駆除は緊急性の高いご依頼の場合がほとんどです。
最短で即日対応を心掛け、お客様に出来るだけ早く安心して生活していただけるよう努めます。
3:実績多数、経験豊富なスタッフ
当社の蜂駆除スタッフは、全員が蜂の生態や性質を把握しており、安全に素早く駆除を行うことが可能なスタッフばかりです。
4:安心のシーズン保証付き
蜂駆除施工の全てに、シーズン保証をおつけしております。
蜂駆除を行った日の翌年の3月までに同じ場所に巣が出来た場合、無料で駆除を行えるため再発時も安心です。
5:どんな状況でも当社は断りません!
他社に断られた巣の駆除はもちろん、床下、天井裏、壁間、高所、樹洞、土中など難易度の高い場所でも状況を詳しく調査したうえで、完全に駆除を行います。
蜂の種類が分からなくても大丈夫です。ご連絡いただいた後、こちらから蜂や巣の特徴をお伺いします。わかる範囲でお答えいただければ問題ありません。
無理して蜂の種類を調べようとせず、危険ですので、絶対に近付かないようにして下さい。
近年ではハチが住宅街などにも巣を作ってしまい刺されてしまうなどの被害が多くなってきています。蜂は自然界の生き物ですので、できる限り共生したいものです。
しかし現実的な問題として、人が住んでいる場所や通学路、子供の遊び場など、刺されてしまう可能性が高い場所に巣が出来ると非常に危険です。
庭に巣がある場合も、わたし達の何気ない行動もハチが刺激されたと感じ攻撃される危険性も出てきます。
また、洗濯物を取り込む際などのハチ被害も多く確認されています。
そして一番危険なのが、実際に刺されてしまった場合です。毎年日本でも蜂に刺されたことによる死亡事故が多発しています。
出来る限りそのままにしておきたいところですが、人が生活する場所に巣を作られると危険ですので、蜂の巣が大きくなり、
働き蜂の数が増える前に蜂駆除を依頼することをオススメします。
駆除時にいなかった(出かけていた)蜂は、巣の駆除をしてしまった為、戻る巣がなくなってしまいます。
その為、しばらく(一週間ほど)は巣があった場所を飛び回ることがあります。その場合、巣があった場所に近付かないようにしていれば問題ありません。
蜂駆除は、出来るだけハチが巣にいる早朝や夜間に行うのが理想的です。蜂は昼間、巣の材料を集めたり、エサを集めたりと巣を出て活動しています。
しかし、蜂は基本的に戻る巣がなければどこか別の場所へ飛んでいきます。その為、駆除後に飛び回る蜂については心配はいりません。
まれに同じ場所に巣を作ってしまう場合がありますが、弊社では1シーズンの保証付きですので、再発した場合はご連絡下さい。
一度専門家に調査してもらうことをオススメします。
庭にいる昆虫や花壇の花などに寄ってきている可能性があります。または、庭の近くや意外な場所に巣がある場合もあります。
頻繁に飛んでくるようでしたら調査を行う方が良いでしょう。また、ハチ用の殺虫剤などで追い払う場合は、十分に注意して行ってください。
ヘビやスズメバチに襲われた場合、すぐ毒を抜くためにポイズンリムーバーや蜂には抗ヒスタミン軟膏を常備した方が良いと思います。
山にはダニやヒルなども生息していますので肌の露出を極力控え、携帯電話の所持や一人での行動は控えましょう。
迅速に弊社では対応を心掛けています。 電話や問い合わせをいただいた当日には対応可能です。
有難うございます。 弊社では昼間のスズメバチ駆除の対応も可能です。 ご近所様などや周囲に危険がないようにお声を掛けさせていただいたり
事故等がないように最新機器などを使い迅速に駆除対応・戻り蜂対策も万全ですのでご安心して下さい。