シロアリ駆除・予防　工事当日の流れについて

安全はお金では買えないといっても、経済的な負担になることもありますので
まずはしっかりと工法の選択を行って頂き、
ご納得の上でシロアリ防除をしていただきたいと考えております。

シロアリの駆除や予防には、
基本的に「バリア工法」と「ベイト工法」の２種類の防除方法があります。

工法の選択方法は、お客様のライフスタイル、家の構造、被害の状況、
お客様の希望等により大きく変わり、わたし達は専門的な知識とこれまでの経験を活かし
それぞれのご家庭にあった最善の選択をご提案いたしております。

当社では、シロアリ防除時の、適切・確実な薬剤処理はもちろん、
お客様が安心して工事をお受けいただけるような環境づくりにも力を入れています。

シロアリ防除のバリア工法では、ほとんどが床下での作業となる為、
ちゃんとしているかな？どんな感じでしているのかな？と気になる方も多いと思います。

そこでシロアリ工事当日の流れを詳しくご説明します。

シロアリ工事当日の流れ

①訪問・挨拶・工事前の説明

お客様と打ち合わせした日時にご訪問します。
 ∟当日都合が悪くなった場合などは、出来るだけ早めにご連絡下さい。
　 再度ご都合を合わせた上での訪問をいたします。

担当スタッフより、
シロアリ防除工事の内容と段取りをお客様と確認させていただきます。この際に、ご不明な点や、ご不安な点がありましたら、遠慮なく聞いて下さい。後に聞いていなかった・知らなかったとなるとトラブルの原因になってしまいますので、不明瞭なところは聞くようにしましょう。

どのような工事をするのか。どのような段取りで動くのかなど。細かいところでも遠慮なく聞くようにすることが大切です。

②床下進入口の確保・養生

キッチンや洗面所にある床下収納庫より、床下の進入をします。
床下収納庫がない建物の場合は、
和室の畳を１枚上げて床板やコンクリートパネル等を一部取り外し
そこからの進入となり、進入口を確保します。

工事にあたり、室内が汚れないよう進入口付近を養生します。
こちらでも細心の注意をはらいますが、
工具や機材を搬入しますので、誤飲やケガ等の恐れがあるため
小さいお子様やペットが近付くことがないよう十分に注意してください。

③駆除・予防施工(床下)

床下部分のシロアリ防除施工をします。

１・木部の穿孔薬剤注入処理

シロアリ食害による被害箇所周辺の木部に、
直径６～９mm程度の穴を木部用ドリルで開け、
専用の工具でシロアリ薬剤を注入します。
シロアリの被害がある箇所すべてに処理を行います。

また、被害がない場合でも
シロアリが侵入しやすい浴室、水廻り等の床下にも穿孔注入することがあります。

薬剤の浸透効果を高めるため、木栓で穴をふさぎます。

２・木部の薬剤散布　

シロアリ被害のない木部には、
シロアリやカビ、腐朽から守るため防腐・防蟻剤を散布します。

特に構造部材(土台・柱・根がらみ等)へ効果的に薬剤を吹き付けます。

３・基礎・土壌の薬剤散布

土壌の表面やコンクリートの表面、基礎立ち上げ部や束石まわりは
土壌処理用のシロアリ防除薬剤を散布します。

シロアリは土壌部分から木部へと侵入するため最も大事な工程です。

④駆除・予防施工(室内)

室内のシロアリ防除施工をします。

１・被害箇所の穿孔注入処理

室内のシロアリ食害による被害箇所に木部用ドリルで穴を開け薬剤を注入します。

イエシロアリなど、天井裏まで食害範囲が広がっている場合は
天井裏なども処理をする場合があります。

極力目立たない箇所を選び穴を開けますが、
穿孔した穴は美観上および薬剤の浸透効果を高めるため木栓でふさぎます。

２・浴室・玄関の穿孔注入処理

床下から処理できない浴室や玄関は、特に被害が多い場所となっているため
タイルの継ぎ目等に専用のドリルで穴を開け薬剤を注入します。

こちらも注入後は、美観上および薬剤の浸透効果を高めるため
モルタル等で穴をふさぎ、修繕します。

⑤駆除・予防施工(外周)

シロアリが侵入する危険性のある個所は、建物の周囲も処理を行います。
屋外にいる場合は、基本的に緊急性はありませんが、
建物外周にシロアリが生息している場合は、必要に応じて基礎の外廻りも処理します。

⑥後片付け・清掃

使用した工具や機材の片付け、工事の際に移動した机や家具、畳等も元通りにし、
点検口を元の状態へ戻します。養生を撤去した後清掃を行います。

⑦作業報告

被害の状況報告や、工事後の報告をします。
被害箇所など作業終了後、見える範囲で直接お客様に確認していただきます。

また注意事項がある場合はお伝えし、作業が完了となります。
不明点や、気になる点についてはお気軽にご質問ください。

以上がシロアリ防除時の作業工程となります。

ここでシロアリの工事をする時の注意事項をご説明します。

シロアリ工事時の注意事項

小さいお子様、室内で飼われているペット等、
工事中は特に床下への出入り口付近には絶対に近付かないよう注意してください。

点検口より床下へ入りこんでしまったり、
工具や機材等でケガをしてしまうこともあります。
また室内での作業中も同様、十分に注意が必要です。

作業中は、大半が床下での作業ですので、通常の生活をされて問題ありません。
当社で使用しているシロアリ防除の薬剤は、
社団法人日本しろあり対策協会認定の薬剤を使用しています。

有効成分が非常に微小なマイクロカプセルで包まれていて
昆虫の口腔内で潰れるよう作用し、
鳥類や哺乳類などの温血動物では壊れないような仕組みとなっています。

施工中や施工後も安心して普段通りの生活をしていただいて良いのですが、
ニオイに敏感な方や、どうしても気になるという方は
作業中室外や、２階などで過ごされたり、換気を十分にされてください。

また浴室等の壁面に少量の薬剤が残っている場合がありますが、
作業終了時の２～３時間後位にシャワー等で洗い流してください。
こすって洗う必要はありません。洗い流す程度で大丈夫です。

作業中や作業後、あらためてご質問がある場合はお気軽にお声かけください。

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点検についてはシロアリ防除の資格保有者がお伺い致します。
デジカメで床下の状況を写真に撮り、テレビで確認が出来、
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※１年に１度の定期点検　（５年間無料点検・報告書作成・デジカメによる確認）
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